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春季近畿地区高校野球大会

 投稿者:藤原亨(昭和55年卒)  投稿日:2018年 5月31日(木)20時37分7秒
  先日、春季近畿地区高校野球大会に出場しましたが、滝川二高校に逆転で負けました。

乙 訓 001000000 1
滝川二 00000210× 3

今後の予定
6月23日 選手権京都大会 抽選会
      OB会総会15:30~(乙高) 春季大会祝勝会18:30~(はしげん:会費5,000円)

7月7日  開会式
 
 

二冠達成おめでとうございます

 投稿者:二期卒団塊世代  投稿日:2018年 5月21日(月)17時19分16秒
  乙訓高校野球部の皆さん、そして関係者の皆さん昨秋に続き、見事この春季府大会優勝、誠におめでとうございます。東山戦、立宇治戦と二試合球場で応援させていただきました。甲子園での経験がそうさせるのか、序盤、中盤と劣勢やピンチにあっても焦らず、慌てず平然と自軍への流れを作り、チャンスには一気呵成の畳みかける集中力、全員野球で得点を重ねる試合運びでした。秋と春を制し、いよいよ夏の選手権予選、あと二か月足らずですが更に研鑽を積まれチーム力の完成度の高みを目指していってください。そして春の忘れ物を・・・・・。この週末は近畿大会です、いろんな意味で自分たちを試すいい機会のお相手ばかり。けがの無い様に力いっぱい戦ってください。明石へも応援に駆け付ける予定にしております。  

甲子園ベスト8の目標にむかって

 投稿者:卒業生  投稿日:2018年 5月21日(月)08時16分38秒
  苦しい試合も勝ちきれるようになり また強くなれたと思います。新戦力も活躍し 応援席含め まさに全員野球。強豪そろう近畿大会にて  さらに成長して帰ってきてくださいね。楽しみにしています  ^ ^  

春季大会優勝

 投稿者:藤原亨(昭和55年卒)  投稿日:2018年 5月20日(日)17時09分45秒
  本日、行われました京都高校野球春季大会で見事に優勝しました。
これで秋・春連続優勝で、京都高校野球公式戦無敗で第100回選手権京都大会に出場します。

春季大会は、選抜大会出場により二次戦からの出場となりましたが、

北 稜 01000000  1
乙 訓 31110011× 8 8回コールド

準々決勝
福知山成美 400000000 4
 乙 訓  00000015× 6

準決勝
乙 訓 000010330 7
東 山 000103002 6

決 勝
 乙 訓  300030001 7
立命館宇治 000200000 2


今月26日から兵庫県(明石トーカロ球場)で開催される春季近畿地区野球大会に出場します。
 

試合結果

 投稿者:マネージャー  投稿日:2018年 5月 6日(日)18時14分16秒
  5月5日  VS安城学園、北須磨

安城学園  010 000 000  1 安9 失1
乙       訓  000 006 01x  7  安9 失1

北須磨  102 001 001  5  安6 失0
乙   訓  000 111 000  3  安9 失3

5月6日  VS玉川、近大付属

玉川  200 000 100  3  安9 失1
乙訓  003 000 130  7  安16 失1

乙       訓  000 004 310  8  安13 失0
近大付属  000 000 010  1  安5 失1
 

試合結果

 投稿者:マネージャー  投稿日:2018年 4月30日(月)18時05分45秒
  4月30日  VS安城、栗東

安城  000 200 030  5  安6 失4
乙訓  010 010 101  4  安10 失2

ピッチャー*高木(3年、8回と1人) 長谷川(1回と5人)
片岡(3年)が5打数3安打と活躍!!
9回表、先頭打者の7番、田中純平(2年)が3塁打を打ち9番代打の村田(1年)がセンター前ヒットで1点を返したが惜しくも5-4、、

栗東  000 000 000  0  安3 失0
乙訓  013 000 00x  4  安10 失0

ピッチャー*石倉(2年、6回) 日下部(3年、2回) 池田(3年、1回)
3回に石倉(2年)がライト前ヒットで出塁、次に続く田中純平(2年)と山根(3年)がバントヒット、そして大上(3年)がライト前ヒットで一気に3点追加!!!

 

試合結果

 投稿者:マネージャー  投稿日:2018年 4月29日(日)17時55分58秒
  4月29日  VS駒大苫小牧、紀央館

駒大苫小牧  000 100 110  3   安9 失1
乙          訓  012 001 21x  7  安14  失0

ピッチャー*川畑(3年、9回)
大西(3年)が4打数4安打1四球と大活躍!!その内、二塁打1本!

紀央館  000 100 001  2  安7 失0
乙   訓  003 030 20x  8  安15 失0

ピッチャー*富山(3年、7回) 浅野(1年、1回) 林(1年、1回)
浅堀(3年)、大宅(3年)、薪谷(3年)(2塁打)、片岡(3年)の連続タイムリーで3回先制点、2点追加!!
そして富山(3年)が7回12奪三振とナイスピッチング!!

 

試合結果

 投稿者:マネージャー  投稿日:2018年 4月28日(土)18時38分48秒
編集済
  4月28日  VS過去川西、三田西陵

乙       訓  230 133 2  14
加古川西  200 001 0  3
ピッチャー* 長谷川(3年)、池田(3年)
~7回コールド~

三田西陵  000 000 000  0
乙       訓  002 100 32x  8
ピッチャー*坪田(2年)、日下部(3年)、高木(3年)
 

試合結果

 投稿者:マネージャー  投稿日:2018年 4月25日(水)07時42分30秒
  投稿が遅くなってしまい、すいません。

A戦
4月10日  VS北嵯峨
北嵯峨  000 001 000  1
乙   訓  010 200 00x  3

4月14日  VS北大津、県立尼崎
北大津  001 000 000  1
乙    訓  000 000 000  0

県立尼崎  000 000 000  0
乙       訓  120 210 00x  6

4月21日  法隆寺国際、東洋大姫路
法隆寺国際  000 010 021  4
乙           訓  000 002 000  2

乙           訓  110 032 120  10
東洋大姫路  010 000 100  2

4月22日  VS立命館守山
立命館守山  002 000 000  2
乙           訓  000 000 000  0

乙           訓  100 303 220  11
立命館守山  010 000 003  4
(この試合には、1年生も出ました)

B戦
4月8日  VS立命館宇治
立命館宇治  400 000 100  5
乙          訓  100 000 301  5

乙          訓  000 000 000  0
立命館宇治  112 422 00x  12

4月14日  VS滋賀短大付属
滋賀短  000 000 000  0
乙    訓  101 003 10x  6

乙    訓  440 010 014  14
滋賀短  010 000 100  2

4月21日  VS大塚
大塚  100 000 000  1
乙訓  200 030 05x  10

乙訓  000 503 100  9
大塚  000 010 000  1

4月22日  VS洛星
洛星  000 000 100  1
乙訓  032 004 20x  11

乙訓  132 002 100  9
洛星  000 001 200  3







 

乙高、センバツ甲子園初出場に想う

 投稿者:山中 清 (昭和57年卒)  投稿日:2018年 4月16日(月)01時02分37秒
  乙高、センバツ 甲子園初出場に想う

〈前書き〉

   今の世の中は非常に便利になり、写真も
動画も何でも個人でその場で綺麗に簡単に撮ることができる。保存も管理も出来るので、あとで何か想い出に浸りたい時もスマホで写真などを見る方が記憶も蘇り、その情景を思い出すことは可能だろう。
    でも、その時に感じたことは、その時にしかない感情で、思いつきではなく、それを自分の言葉で、文章に残しておかなければ、本当のことを伝えたことにならないし、その時の想いはいつしか忘れてしまう。
    ツィッターやフェイスブックで良いのかもしれない。SNSですぐ世界中に拡散もできる。でも、簡略、便利なツールに 今から書く手記のようなものは適さないと思ってしまう昭和のオッサンなのである。
なので、感性も文学センスのかけらもない僕だが、夢の甲子園を目に焼きつけて、脳裏に刻み、感じたことを自分の言葉にして、残しておきたいと思った次第である。

〈第一章  春の甲子園〉

    春、センバツ甲子園。母校野球部が春夏通じて、甲子園初出場。野球部OBとしては夢が叶い、この上なく感無量である。当たり前だが、初めて甲子園で母校を応援するのだが、漠然と高校野球は夏の方が人気があり、甲子園は夏がメインだと思っていた。実際、高校生の時の自分もそうだった。
    今のチームと違い、当時、部員20数名の弱小チームであり、秋季大会の結果からも春の甲子園に選ばれる可能性は全く無く、春に甲子園を意識したことも興味も無かった。当時は21世紀枠なんてものも無かった。夏も京都府大会で優勝できるわけは無いのだが、もしかしたら、野球の神様が味方してくれて、無欲無心でやれば、勝ち上がれるのではないかなどと夏は真剣に考えてしまうのである。何のために毎日、しんどい練習に耐え、何を目指して、頑張っているのかと。
特に3年の夏は最後ということもあり、様々なドラマも生れる。実際、全国各地から激戦を勝ち上がってきた各都道府県代表が戦う真夏の甲子園は真の日本一を決める大会でもあり、そういった全国の球児達の熱い思いが白熱した素晴らしい試合を生み出すので、夏の甲子園は人気があるのだろう。

     だが、春の甲子園。初めてこの季節に甲子園に来た。素晴らしい後輩達が連れて来てくれた。目標の甲子園ベスト8進出を賭けた 対三重戦を応援しに行った。

    桜満開で迎えた春の甲子園。結論から言うとこれがすごく良いのである。
ずっと眺めていたい桜の花の綺麗な色合い、美しさ、春の陽気、華やいだ雰囲気、春特有の新しいことが始まるワクワク感と心地良い緊張感、これらがキビキビした動きの純真無垢な母校の後輩野球部員達をさらに純白に眩く映し出すのだ。初出場ということも重なり、新鮮で心が洗われるような清々しい気持ちとはこういうことを言うのだろう。

    アルプス席での応援は特別だ。この試合も満員で当日券も売り切れ。牛歩のようにちょっとずつ前に進んで入場して行く。それなのに仲間とはぐれ、どこに座れるかわからない大混雑。どうにかOB席を確保し、一息ついて
三塁側アルプス席から見渡した 甲子園の風景がこれまた絶景だった。

    まだ新緑の季節ではないのに新緑の外野の芝生。きれいにきっちり刈り込まれている。
あそこで寝そべって、青空を見上げたら、どんなに気持ちがいいだろう。どんなことも許せる心豊かで寛容な自分がいる気がした。
    内野はアルプス席から見てもわかるサラサラの細やかな粒子の黒土。何度も何度も研ぎ澄まされ、選び抜かれ、ブレンドされた黒土。これぞプロの仕事だ。グランドキーパーではなく、バリスタのようなかっこいい名前の職種にしたら、若い人の憧れの仕事にならないかな?などと思う。
      さらに試合前に整備されたマウンドや内野の土の状態は、色合いは違うが”龍安寺の石庭”のような気品と静かな佇まいを感じた。
維持は大変だろうが、ドーム、人工芝のグラウンドに絶対に変わらないで欲しい。甲子園のグラウンドは世界遺産に登録できるほどの日本の美なのだと思う。

      そして、今日は快晴、三塁側アルプス席ということもあったのか、甲子園特有の浜風の何という心地良さ、爽やかさ!甲子園の土も持って帰りたいが、浜風も袋に詰めて持って帰りたい!風というより甲子園の空気を詰めて永久保存したいのかもしれない。浜風にはずーっと、ずーっと当たっていたい。ちょっと冷んやりして、格別に気持ちいい。春だからこそこんなに気持ちがいいんだと思う。”甲子園浜風クーラー”なんて上新電機で開発してくれへんかな?

    圧巻はバックスクリーン上のスコアボード。あの形、色合いは誰が考えたのだろう。圧倒される重厚感と威風堂々とそびえ立つ様
(さま)は適切な表現ではないかもしれないが、まるで軍艦のようだ。電光掲示板になっても近代的な要素は感じさせず、どっしり構えた威圧感と安心感、そして全てを受け止める包容力を感じさせる。

     今度は反対の一塁側アルプス席を眺めてから周りをぐるっと見渡してみる。一塁側アルプス席は遠い、かなり遠い。やっぱり、甲子園は広い。ただただ広いという子供じみた感想ではいけない。広いからそこで走り回りたくなるという原っぱのようなだだっぴろさではなく、甲子園全体に存在感があり、その中に居ると、ちっぽけな自分に気づかされるような広さを感じるのだ。だから、甲子園は壮大ではなく、偉大なのだと思う。それはまたすり鉢状のスタンドに囲まれて、野球場として存在しているのでそういう風に感じるのだろう。だから、みな、甲子園球場に憧れ、センバツ大会が90回、夏が100回もこの地で開催され、さらに歴史が刻まれていくのであろう。

〈第二章 乙訓対三重戦〉

     いよいよ、試合が始まる。ベンチ前に整列。両膝に手を置き、身構え、闘志を胸に秘め、主将の掛け声とともに全速力で駆け出すこの瞬間が僕は好きだった。気合い十分、アドレナリン全開。この昂揚感と躍動感のようなものを3万5000人の大観衆が見守る中で味わえる後輩達が心底羨ましかった。

    両校綺麗に整列して、元気よく、お辞儀をして挨拶。なんて高校生らしく、なんて礼儀正しく、なんて日本的なのだろう。いろんなこと言う人がいるかもしれないが、誠実で真面目、真摯で愚直な精神、姿勢。日本人の良さはこういうことだ。高校野球だけが特別なこともあるだろうが、失ってほしくないものであり、武道に通じる野球道のセレモニーなのである。

    さて、場内アナウンスによる選手紹介。
ウグイス嬢ってよく考えられたネーミングだ。ウグイスの鳴き声のように心地良い呼び声だ。発音も綺麗で球場内に響き渡る  ○○君??と語尾が上がるイントネーションも堪らない。自分の名前を呼ばれただけで、ゾクッとして、さあやるぞって気持ちになる。男の声で呼ばれてもモチベーションは上がらない。

    乙高は先攻。ジャンケンに勝ったらいつも先攻を選ぶのかな?先手必勝。守り勝って逃げ切る自分達の得意パターンに持ち込みたい意思が見て取れる。主審のプレイボールの掛け声と試合開始を告げるサイレンの音。
客観的に聞くとけたたましい怖い音にしか聞こえないけど、このサイレンの音は単なる試合開始を告げる音ではなく、音に意味があるような気がしてならない。身を引き締め、武者震いを起こさせる音なのだ。いざ勝負開始って感じかな。

     一回表、トップバッターは大上君。彼はチーム一野球センスがあると思う。でも、この投手にはタイミングが取りづらそうだ。野球の申し子のような大上君がこの感じだと大して球速はない投手だが、攻略が難しいのではないかと不安がよぎった。案の定、外のボール球を振らされて三振。トップバッターの動向は攻撃の指標になり、相手投手の調子のバロメーターになる。ベンチもそんなに点は取れないぞと思っただろう。でも、そんな中、三、四番の右打者が二人とも芯で捉えて、二死から連打で一塁、三塁の先取点のチャンス。バッターは主将の中川君。初戦は一人だけノーヒット。勢いもこちらにある。そして、責任感の無いキャプテンなんかこの世にいない。何とか一本と思ってるはずだ。でもその責任感が力みになって、タイミングを外され、ピッチャーゴロ。欲しかった先取点が取れなかった。

     先取点を逃した一回裏の守り。先発は初戦に続き、富山君。初戦はイマイチでライバルの川畑君が絶好調だったので、期するものがあるずだ。その点を見越しての監督の先発起用かもしれない。でも立ち上がり、ボールが先行する悪いパターン。コントロールが
定まらない。2死は取ったが盗塁も決められ、ランナー2塁。四番打者を詰まらせたが、富山君は投げ終わった後、体が少し三塁側に流れるので、正面のゴロが取りづらいのだろう、フィールディングが良ければ、ピッチャーゴロだったが差し出したグラブをすり抜け、センター前ヒット。先取点は三重。

       一点を追いかける乙高の三回表の攻撃はまた大上君から。まだタイミングが合っていないが、ラッキーなことに投手の頭を越えたボテボテのゴロ、俊足を飛ばして内野安打。
続く二番の大西君も三塁側に絶妙なセーフティ気味のバント。これも内野安打になって、無死一塁、二塁のチャンス。一死二塁、三塁になって、四番宮田君。痛烈なピッチャー返しのバッティング。三重も乙高も攻撃は基本通り、センター返しのバッティングに足を絡めて、攻撃する似た者同士のチーム。ただ投手のフィールディングは三重のエース福田君が一枚上手だった。無茶苦茶、怖い打球なのに逃げずに体で止めて、センターには抜かせなかった。だが、それを上回る大上君の野球センス。とっさの判断でストップ&ゴー。本塁を落とし入れ、同点。足に自信が無いと出来ない判断と普段からいろんな場面を想定して練習しているのだろう。練習量や質の良い練習は迷った時に背中を押してくれるバックボーンになるのだ。乙高野球の強かさを感じた。尚も二死三塁の逆転のチャンス。またもチャンスに中川君。だが、また打たされて内野ゴロ。自分は普段通りにやってるつもりでも結果が出ない。主将は一層辛いのだ。

    同点にした直後の三回裏。ランナーを出すもキャッチャー蒔谷君のドンピシャの送球で盗塁阻止。ピンチを凌いだかと思ったら、
二番打者に逆風のライトスタンドに入る勝ち越しのソロホームラン。尚もヒットを打たれ、富山君は無念の降板。悔しいだろうがもっと走り込んで、もっとキレッキレっの球を投げられる左のエースになって欲しい。ここで川畑君の登板。予想より早い登板なので、ウォーミングアップ不足から球が上ずっていたが球威と球のキレが上回り、センターフライに仕留め、リリーフ成功。

     中盤はお互い締まりのある投手戦でゼロ行進。2対1のまま迎えた8回表の攻撃はまたも大上君から。打順というのは大事なもので、巡り合わせが試合の流れを引き寄せるものでもある。それを理解し、実践に移せる大上君がまた素晴らしい。野球センス=頼れる選手なのだ。前の3打席はタイミングが合っていなかったが、この打席は遅い球を引きつけ、おっつけて、右打者のお手本のようなバッティング。試合中に軌道修正出来ることが野球センスに現れている。センター前ヒットで出塁。送りバントで一死二塁のチャンスに三番浅堀君はピッチャーゴロ。またも好フィールディングに阻まれ、二塁を飛び出した大上君がニ、三塁間で挟まれたが、抜群の運動神経と絶妙のタイミングでタッチをかいくぐり、三塁セーフ。フィルダーチョイスで流れは完全に乙高に。一死二塁、三塁になって、四番宮田君。一打逆転の場面だったが、ここでも福田君に踏ん張られ、外の球に泳がされ、空振り三振。
二死になったが、三度目の正直、主将中川君の打席。気合十分だが心と体がバラバラになっているのか、難しい球に手を出して、ボテボテの一塁ゴロ。天を仰いだ。

    川畑君は無安打ピッチングを続け、エースの役割を思う存分発揮してくれた。このセンバツでは球速も増し、球の指のかかり方が過去最高に良かったのではないだろうか。この感覚を忘れず、腕を振り、持ち前の強気のピッチングをすれば、絶対打たれない。自信がついたと思う。あと、一番驚いたのは内野の守備である。元々みんな、上手いのであろうが、ボールに追いつくフットワークと球際の強さ。難しいバウンドのゴロをいとも簡単に捕るグラブさばき。二試合無失策だったが、数字以上に相当鍛えられてる印象を受けた。

      そして、まだ、2対1で迎えた最終回九回表。簡単に二死になったが、八番伊佐君がライト前ヒット!川畑君に代わって、代打は片岡君。そして、ボークで一塁ランナー進塁、
二死二塁のチャンス。”野球はツーアウトから” なんて誰が言い出したのだろう。早く試合を終わらせたい投手心理が逆作用して数々のドラマが生まれたのでそんな風に言われるのだろう。しかも相手投手はボークで動揺しているはず。流れはこちらにある。僕は今までのように、メガホンを口に当て、声援するのではなく、顔の前でメガホンを縦に持ち、手を合わせ、野球の神様に打たせて下さいとただただ祈ったのだ。自然に祈っていた。よくテレビに映るアルプススタンドの応援団の一人のように。そういう気持ちになるんだと後で気づかされた。でも、残念ながら、祈りは届かず、低めのボール球を振らされ、空振り三振でゲームセット。試合終了のサイレンの音が今度は虚しく聴こえた。
初めての甲子園、熱くて爽やかな乙高野球部の春は終わった。

      三塁側アルプスを埋め尽くした応援団についても書いておきたい。ベンチ入り出来なかった野球部員、吹奏楽部は現役乙校部員だけでは足りず、OBや隣の西乙訓高校の吹奏楽部も参加してくれたそうだ。学校関係者、保護者会、野球部OBだけでなく、一般の卒業生、同窓生、僕の三年の時の担任の名物先生まで応援に来てくださっていた。地元の方々等、初めての甲子園で応援も初体験。でも皆さん、短期間でよく練習されていた。今も応援歌が耳に残り、離れない。そして、何より これだけの人達が一体感を味わえる”野球のチカラ”、”甲子園のチカラ”をまざまざと見せつけられた。これが甲子園の魅力なのだと。
    また、負けたし、悔しいけど、なんか幸せな気持ちになったと同窓生に口々に言ってもらえたことが、僕が主体者でも何でもないけれど、一番嬉しかったことだ。これも甲子園の魅力なのだろう。

〈第三章  最後に〉

      僕は正直、野球部OBとして、ユニホームもスクールカラーも変わり、レギュラー選手の中に地元の長岡京市の出身者がいないことやスポーツ健康科学科が出来て野球が強くなったのではないか、もう僕らの知っている乙高ではないのではないか、でもそうでもしないと甲子園には来れないのだろうなあという複雑な気持ちでいた。創部54年、自分と同い年だもの、時代は変わるし、環境も人の考えも変わるだろう。それも仕方のないことなのだろうと思っていた。
      でも、それは間違いというかそんなことは何も関係なくて、どうでも良いことだった。
    足を絡めて、単打でつなぐ攻撃。数少ないチャンスを生かし、相手の隙を突く相手が嫌がる緻密な野球。胸のすく気持ちの入った投手の攻め方の極意。鍛え上げられた鉄壁の守備で守り勝つ野球のスタイル。いやはや、僕好みの野球ではないか。また、監督、コーチの指導方針、何より純粋に野球が好きで一生懸命、ひたすら野球に打ち込んでる選手達の青春物語は何ひとつ変わりない伝統の乙高魂だ。それをこの甲子園で魅せてくれた後輩達、市川監督、染田部長に改めて、『ありがとうございます』と言いたい。

     この春の甲子園の光景を僕は一生忘れないだろう。あえて深く試合、作戦、技術には触れなかった。それは今の選手達は、僕ごときが知ってる野球レベルを超越し、自分達で”考える野球”が既に出来ているからだ。実際、この試合でもサイドスロー投手の打者の手前で変化するくせ球に対応するためにバッターボックスの前方に立つなど試合中に工夫をしていた。

      初めての甲子園で観た乙高野球部は、
信頼できる監督、部長、コーチ、頼もしい後輩選手達の集まりだった。

      僕は自信を持って、そして、誇り高く言う。

『夏も必ず来れる、この野球の聖地に。』

2018年 3月31日 阪神甲子園球場三塁側
アルプススタンドにて

乙訓高校 野球部 第15期生 山中 清
 

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